コメリ、第1四半期決算は増収増益で好調

コメリ(新潟県)が7月22日に発表した2026年3月期第1四半期決算(連結2025年4月1日~6月30日)は、営業収益が前年同期比1.7%増の1,092億5,300万円、営業利益が5.8%増の100億700万円、経常利益が4.7%増の101億1,000万円となり、増収増益で今期をスタートした。
営業収益から営業収入を除いた売上高は1.5%増の1,054億900万円。売上総利益は2.5%増(8億1,800万円増)の333億5,200万円で、売上総利益率は0.3ポイント改善して31.6%にアップした。
第1四半期は、主力カテゴリーの農業資材などの販売が堅調に推移し、作業シートや電材などの建設事業者が使用する商品の販売が売上を牽引した。
4月・5月は、天候が不安定な週末が多く、花苗や用土、庭園砂利といったガーデニング用品、バーベキューコンロやレジャーチェアといったキャンプ用品の販売が苦戦。6月は、平均気温が統計開始以来過去最高となり、冷房用品や遮光用品の販売が好調だったほか、6月1日からの熱中症対策の義務化に伴い、ファン付きウェアなどの拡販を行ったことから売上が堅調に推移。
また、西日本を中心に梅雨明けが早く、除草剤や刈払機、防草シートといった雑草対策の商品や防虫・殺虫用品の動きが良かった。
PB商品については、カー用品ブランド「CRUZARD(クルザード)」や、シンプルかつ機能性を兼ね備えた作業衣料用品ブランド「SOLVIC(ソルビック)」が売上・利益拡大に貢献。商品開発の面では、標準化された1,200を超える販売店舗数、国内12ケ所の物流拠点や海外拠点を活用し、世界のベストソースから商品調達できる環境づくりに努めた。
2026年3月期の連結業績については、売上高で3.1%増の3,910億円、営業利益で4.9%増の235億円、経常利益で6.5%増の237億円を予想。増収増益決算を計画した。





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