イオン九州、第1四半期決算は営業・経常大幅減益

イオン九州(福岡県)が7月11日に発表した2026年2月期第1四半期決算(連結2025年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比4.4%増の1,319億200万円、営業利益が21.0%減の5億5,400万円、経常利益が33.8%減の5億7,900万円となり、営業・経常利益は大幅な減益となった。
物価高騰のなかで生活応援施策を強化した食料品の売上が大きく伸長したことで、売上総利益率は前年同期に比べ0.1ポイント低下して25%となったが、売上高が伸長したことで売上総利益は12億900万円増加。また、ショッピングセンター全体の集客に努め、「その他の営業収入」が1億4,400万円増加し、営業総利益は13億5,300万円の増加となった。
一方、販管費は、計画に基づいた新規出店、GMS3店舗の大型活性化など、今後の成長に向けた先行投資に加え、3年連続となる大幅な賃上げの実施、iAEONアプリの新規会員獲得と利用拡大を図るための販促施策強化などで、15億円増加。
営業総利益増加分が販管費増加分を吸収しきれず、営業利益は1億4,700万円減少したが、セルフレジや電子棚札などのDX投資や省力化什器の積極的な導入によって効果創出に努め、サービスレベルを上げながら店舗の総人時が低減できたことから、人時生産性は7.6%増と大きく改善している。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で3.6%増の5,510億円を見込んだが、営業利益で0.6%増の106億円、経常利益で8.4%減の101億円を予想した。







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