MrMax、本決算は営業・経常利益2ケタ増で大幅回復
ミスターマックスホールディングス(福岡県)が4月10日に発表した2025年2月期決算(連結2024年3月1日~2025年2月28日)は、営業収益が前期比5.4%増の1,365億円、営業利益は26.6%増の38億円、経常利益は30.0%増の37億円、純利益は1.4%増の24億円となり、前期の大幅減益から急回復した。
連結財政状態については、総資産が831億9,900万円、純資産が360億5,800万円、自己資本比率は2.4ポイント改善して43.3%に高めた。
連結会計年度は、総合ディスカウントストアとして、生活必需品を中心とした商品を毎日低価格で販売するEDLPを徹底し、EDLPを支えるエブリデイ・ローコストに注力。2024年11月には新店1店舗をオープンし、既存店の収益力向上と顧客の利便性を高めるため、10店舗で改装を実施した。
全57店舗の売上高は5.5%増の1,313億3,100万円で過去最高を達成。商品別では、市場の品不足により需要が高まった米については、積極的な集荷活動が奏功し、売上が大幅に増加。また、節約志向の高まりに対応して価格訴求を行った、衣類用洗剤、ペットフード、加工食品や、PB商品の売上が好調に推移したことから、既存店売上高が5.4%増と伸長した。
売上高の伸長が、売上総利益18億1,000万円増の287億5,900万円につながり、利益率の高いPB商品の売上が伸びたことで売上総利益率は前期に比べて0.3ポイント増加し、21.9%まで上昇。営業収入を加えた営業総利益は19億9,200万円増の339億9,700万円を計上した。
一方、販管費については、賃金の上昇により人件費は増加したが、業務効率の改善によって作業時間を前年より削減し、最小限の11億9,000万円増にとどめ、営業利益は8億200万円増加した。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で4.7%増の1,430億円、営業利益で7.2%増の41億円、経常利益で8.4%増の41億円を計画した。





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