ダイイチ、第1四半期決算は2ケタ増収も大幅減益
ダイイチ(北海道)が2月14日に発表した2025年9月期第1四半期決算(非連結2024年10月1日~12月31日)は、売上高が前年同期比10.0%増の147億2,000万円、営業利益が23.6%減の5億2,600万円、経常利益が23.5%減の5億2,900万円となり、2ケタ増収も大幅減益のスタートとなった。
第1四半期における売上高は、稲田店や千歳店の新規出店効果により10.0%の増収となったが、新規出店に伴う経費負担が第1四半期に集中したことから、営業利益と経常利益が減少し、四半期純利益についても15.7%減の4億100万円にとどまった。
地域別の売上高では、帯広ブロックが9.1%増の60億円、旭川ブロックが1.9%減の36億9,600万円、札幌ブロックが22.0%増の50億2,200万円となり、札幌ブロックで大きな伸びをみせた。
売上総利益率は0.1ポイント改善して25.9%となり、売上総利益は3億4,500万円増加。営業収入も1,200万円増加し、営業総利益は3億5,700万円の増加となったが、販管費が前期に比べて5億2,000万円ほど膨らんだことで、営業利益を1億6,200万円ほど減らすことになった。
また、受取利息や受取弁済金が増えて営業外収益は1,000万円増加したが、営業外費用で支払利息が1,000万円増えて相殺され、経常利益は1億6,200万円減少した。
2025年9月期の業績については、売上高で12.9%増の585億円、営業利益で13.8%減の16億5,000万円、経常利益で15.7%減の16億5,000万円、当期純利益で15.8%減の12億円を予想している。