セブン‐イレブン、地域交流施設併設×京都市産木材100％の木造店舗オープン

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　セブン‐イレブン・ジャパン（東京都）は11月29日、京都市の都市公園に、地域の交流施設を併設した木造店舗「セブン‐イレブン伏見北鍵屋公園店」をオープンした。

　同社はこれまで京都市と連携し、地域を交えた3者間で、利用者の減少や施設の老朽化といった公園の課題解決を目指し、約1年半にわたり共同研究を行ってきた。

　その結果、京都市では地域主体の管理運営を民間企業等が支援し、公園の魅力向上や地域コミュニティの活性化を図る「Park-UP事業」が創設された。今回、同社は本事業の初の参画企業として新たな公園運営スキームを実現する。

　店舗に併設される交流施設は、地域が運営することを前提に設計段階から地域住民が関わっている。木造2階建ての1階部分（約94平方メートル）は公園利用者が自由に使えるオープンスペースとなり、2階部分は管理用スペースとして運営される予定だ。また、授乳スペースや小上がりの畳スペースなども整備される。

　同店の躯体や内外装に使用している木材は、京都市域産材の「みやこ杣木」を100％使用し、カウンター周辺には「北山杉」を採用している。地域の木材を活用することで、木材の地産地消を推進し、地域資材の循環による森の再生に貢献するとともにCO2吸収の増加を図るなど環境にも配慮している。