綿半ホールディングス(長野県)が10月28日に発表した2025年3月期第2四半期決算(連結2024年4月1日~9月30日)は、売上高が前年同期比5.3%増の652億7,000万円、営業利益が70.0%増の17億5,500万円、経常利益が41.4%増の17億8,300万円となり、大幅な増益を達成した。
スーパーセンター、ホームセンター、食品スーパー、ドラッグストア、インターネット通販など、多様な業態を展開する小売事業の売上高は前年同期比で横ばいの395億4,400万円、セグメント利益は88.2%増の10億5,200万円となった。
上期は、店舗改装と新業態の開発を継続して推進。4月に鮮魚特化型食品スーパー「綿半フレッシュマーケット平島店」(愛知県一宮市)をリニューアルオープンし、「綿半スーパーセンター箕輪店」(長野県箕輪町)に世界の食材を取り揃えた「ワールドマーケット」をオープン。また、綿半フレッシュマーケットでは「日本唯一の炭火焼きスーパー」を目指し、炭火で焼いた惣菜の開発・販売に取り組んだ。
4月からは自社の新物流センター(長野県飯田市)が稼働し、物流の効率化に向けた取り組みを進めたほか、食品や日用品、ペット用品、日曜大工など、幅広いカテゴリーでオリジナル商品の開発を進め、上期は600点以上の新規商品を売場に導入した。
2025年3月期の連結業績については、10月25日、業績予想の修正を公表、売上高は前回予想から30億円増の1,350億円(5.4%増)、営業利益は同3億3000万円増の35億円(24.0%増)、経常利益は同3億3000万円増の37億円(14.3%増)と、増収・2ケタ増益を見込んでいる。