ナフコ、上期は7割超の減益
ナフコ(福岡県)が10月25日に発表した2025年3月期第2四半期決算(非連結2024年4月1日~9月30日)は、営業収益が前年同期比4.8%減の966億3,600万円、営業利益が78.8%減の8億8,800万円、経常利益が78.5%減の9億400万円となり、大幅な減益となった。
上期は、物価上昇による消費減速の影響を受け、売上高は47億4,400万円減の962億8,900万円と低迷。また、販管費は計画通りに進捗したが、円安の進行、原材料費の高騰、価格競争やスポットでの販促強化などによって、売上総利益は22億6,600万円減の317億5,500万円となり、計画値を大きく下回った。第2四半期では、8月に発生した日向灘地震や台風10号による店舗などへの被害額の一部も計上している。
セグメント別の売上高は、「資材・DIY・園芸用品」が4.6%減の466億3,700万円、「生活用品」が3.4%減の249億9,200万円、「家具・ホームファッション用品」が6.1%減の164億8,700万円、「その他」が6.3%減の81億7,200万円。
売上総利益率は、PB比率が前年よりも下回ったことも影響し、0.69ポイントダウンして32.98%。営業総利益(売上総利益+営業収入)は23億5,800万円減の321億200万円となり、販管費は減価償却費や水道光熱費などの上昇で9億4,100万円増の312億1,400万円となったことで、営業利益を32億9,800万円減らした。
同社では今回の業績を踏まえ、通期連結業績予想を修正、売上高は前回予想から13億3000万円減の1,894億5,400万円(1.4%減)、営業利益は同15億4100万円減の30億6,200万円(同44.1%減)、経常利益は同15億2300万円減の31億600万円(同44.1%減)とした。