カワチ薬品(栃木県)が10月25日に発表した2025年3月期第2四半期決算(連結2024年3月16日~9月15日)は、売上高が前年同期比1.0%増の1,473億円、営業利益が6.5%減の41億円、経常利益が7.6%減の45億円となり、増収減益で上期を折り返した。
上期は、専門性強化策として調剤併設型店舗の新規出店を進めるとともに、相対的優位性を保つため、物流を活かした一括仕入れなどを行い、まとめ買いの促進や価格の見直しに注力したほか、カウンセリング販売にも注力して固定客づくりに努めた。
売上総利益は6億900万円増の337億9,100万円。売上総利益率については0.19ポイント改善して22.93%まで高めたが、販管費が人件費や水道光熱費などの上昇で8億9,300万円増加したことで、営業利益は前年に比べて2億8,500万円減少した。経常利益は、営業外収益が6,600万円減る一方、営業外費用が2,300万円増えたことで、前年より3億7,400万円減らすこととなった。
同社では今回の業績を踏まえ、通期連結業績予想を修正、営業収益は前回予想から30億円減の2,890億円(1.1%増)、営業利益は同2億円減の78億円(同2.6%増)、経常利益は同3億円減の87億円(同1.0%増)とした。