エコス、上期は増収・2ケタ増益

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 エコス(東京都)が10月15日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比4.3%増の670億900万円、営業利益が12.8%増の31億7,100万円、経常利益は14.0%増の33億2,000万円となり、増収・2ケタ増益を達成した。

 上期は、既存店の活性化策としてTAIRAYA4店舗の大型リニューアルを行い、不採算店舗1店舗を閉鎖した。

 店舗運営では、作業効率改善のために自動発注システムの利用拡大や従業員のマルチジョブ化を進めて生産性向上に努めたほか、デジタル販促の強化、DXによる業務効率の改善にも注力した。

 商品政策では、生鮮食品部門で専門店に負けない売場づくりを目指し、鮮度・味・品質にこだわった商品仕入を行うことで競争力を強化。惣菜部門は品揃えアイテム数の拡大、時間帯に応じた製造体制の確立、自社製造工場を活用したオリジナル商品の展開、日配・グロサリー部門はEDLPを推進し、PB「ナチュライブ」については製品見直しの頻度を高めて育成を図った。

 売上総利益と営業収入を合わせた営業総利益は8億1,000万円増の191億1,500万円。一方、販管費は4億4,900万円増の159億4,400万円に止まり、営業利益を前年同期に比べて3億6,100万円押し上げた。

 2025年2月期の連結業績については、営業収益で1.5%増の1,320億円、営業利益で2.9%減の55億5,000万円、経常利益で6.4%減の営業利益同額55億5,000万円の増収減益を予想した。

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