マツキヨココカラ&カンパニー(東京都)が8月13日に発表した2025年3月期第1四半期決算(連結2024年4月1日~6月30日)は、売上高が前年同期比4.6%増の2,597億円と堅調な伸びをみせたが、営業利益が1.0%減の172億円、経常利益で1.6%減の183億円と、増収減益のスタートを切った。
第1四半期連結累計期間は、国内戦略として「お客様のライフステージに応じた価値提供」をテーマに、利便性の追求-お客様との繋がりの深化、独自性の追求-体験やサービス提供の新化、専門性の追求-トータルケアの進化、を重点戦略として取り組んだ。
PB商品では、グループ初のメンズスキンケア・ヘアケア「KNOWLEDGE(ナレッジ)」の販売を開始。既存のPB商品でも、「nake(ネイク)」から新商品の展開も開始した。また、グループの顧客接点を活用し、店舗とアプリ・オンラインストアを融合する施策を推進する取り組みによって、6月末現在の顧客接点数は1億5,000万を突破した。
連結ベースの売上総利益は50億4,200万円増の892億4,100万円となったが、販管費が52億1,400万円増えて719億6,200万円となったことから、営業利益を約1億7,100万円減らした。
なお、マツモトキヨシグループ事業の売上高は6.0%増の1,620億円、セグメント利益は6.6%増の125億円。ココカラファイングループ事業は、売上高が1.9%増の967億円となったが、セグメント利益は3.4%減の48億円の減益となった。
2025年3月期の連結業績については、売上高が2.7%増の1兆500億円、営業利益で2.4%増の775億円、経常利益で1.2%増の815億円を見通した。