セブン&アイ・ホールディングス(東京都)は8月14日、グループの環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』に掲げた「CO2排出量削減」を加速させるため、新たに小売電気事業会社「株式会社セブン&アイ・エナジーマネジメント」を設立したと発表した。この新会社の設立は8月1日付で行われた。
これにより、セブン&アイグループは再生可能エネルギー(再エネ)の調達拡大を目指し、脱炭素化をさらに推進する。
グループは2030年度までに店舗運営に伴うCO2排出量を2013年度比で50%削減し、2050年度には実質ゼロを目指している。これまで、9,000店舗以上に設置している太陽光パネルによる発電や、遠隔地の太陽光発電所から再エネを供給するオフサイトPPAなどの取り組みを進めており、2024年度にはすでに店舗運営における電力使用量の約10%にあたる再エネを確保している。
今回、新会社を通じて調達した再エネを、セブン-イレブン、イトーヨーカドー店舗をはじめグループ事業会社に供給し、さらなる再エネ調達体制を構築することで、グループ内の店舗に対する再エネ供給を強化し、再エネ比率を2030年度には約40%に引き上げることを目指す。
<株式会社セブン&アイ・エナジーマネジメント 会社概要>
会社名:株式会社セブン&アイ・エナジーマネジメント(Seven & i Energy Management Co., Ltd.)
所在地:東京都千代田区二番町8番地8
代表取締役:伊藤 順朗(株式会社セブン&アイ・ホールディングス 代表取締役副社長)資本金:4億円
設立年月日:2024年8月1日
出資比率:株式会社セブン&アイ・ホールディングス 100%