万代、脱炭素推進の「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム」活動を拡大
万代(大阪府)は7月18日、日本総合研究所(東京都)が主催する生活者の脱炭素意識と行動変容を促す「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(CCNC)」の2024年度活動を開始した。
CCNCは、2023年9月に設立され、減CO2商品の市場創出を目指し、メーカーと小売が連携してグリーン・マーケティングの標準化を推進している。万代を含む14社が参画しており、今年1月には万代とスギ薬局の店舗でカーボンニュートラルに関する実証実験を実施した。2024年度は、この取り組みを拡大し、11月には万代の大阪府内の全111店舗で同様の実証実験を実施する予定である。
この取り組みは、大阪府、日本総合研究所、三井住友銀行(東京都)が締結した「『みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト』による府民の脱炭素行動変容に関する連携協定」に基づく脱炭素関連施策にCCNCが協力するもので、大阪府内の催事や小学校での啓発活動も実施し、生活者への普及啓発や行動変容を促進する。
また、万代は大阪府が推進する「おおさかカーボンフットプリントプロジェクト」にも協力し、店舗と一部商品で脱炭素への取り組みを支援する。これにより、官民連携での啓発教育から販促までを一貫して実施し、生活者の脱炭素行動変容を促す新しいコミュニケーションのあり方を構築する。
CCNCの活動は、実証参加企業同士の情報交換や勉強会、「みんなで減CO2プロジェクト」、脱炭素に関する情報発信・啓発活動の3つで構成される。日本総合研究所はコンソーシアム全体の企画・推進を担当し、Daigasエナジー(大阪府)は脱炭素支援パートナーとしてソリューションを提供する。また、オズマピーアール(東京都)はコミュニケーションパートナーとして対外発信を主導し、他の参画企業は脱炭素に資する商品や売場の提供を行う。アスエネ(東京都)、クレオ(東京都)、TOPPAN(東京都)は、カーボンフットプリントの算定やリテールメディアを通じたコミュニケーション活動の支援を担っている。
■CCNC参加企業一覧(2024年7月18日時点)