エコス(東京都)が7月12日に発表した2025年2月期第1四半期決算(2024年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比6.1%増の330億円、営業利益が19.1%増の14億円、経常利益が19.6%増の15億円となった。
第1四半期は、買物がしやすい品揃えの売場や、省エネ・省資源・環境に配慮した店舗への変更を目的に2店舗を改装。不採算店舗については1店舗を閉鎖した。
店舗運営では、作業効率改善に向けた自動発注システムの利用拡大や、従業員のマルチジョブ化推進などによって生産性の向上を図ったほか、QRコード決済機能を本格導入。決済事業者とのタイアップキャンペーンなどデジタル販促にも積極的に取り組んだ。また、SNSによる積極的な情報発信によって若い世代への訴求力を高め、集客強化に努めた。
売上総利益は5.2%増の83億5,900万円、営業総利益は4.7%増の92億7,500万円。販管費が2.4%増の77億9,000万円に止まったことから、20%近い営業増益を達成した。
なお、2025年2月期の連結業績については、営業収益で1.5%増の1,320億円、営業利益で2.9%減の55億円、経常利益で6.4%減の55億円を予想した。