ローソン、ワタミの宅食利用者に商品配送の実証実験を7月16日開始

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ワタミの宅食配送スタッフが利用者にローソンの商品を紹介する様子
(ローソン ニュースリリースより)

 ローソン(東京都)とワタミ(東京都)は、7月16日から8月28日まで、ワタミが運営する食事宅配サービス「ワタミの宅食」利用者向けに「ご用聞きサービス」の実証実験を埼玉県越谷市で開始する。

 同サービスは、日替わり弁当や惣菜に加え、ローソンの商品を自宅まで届けるもので、物流への負荷をかけず、便利で快適な生活をサポートすることを目指す。

 両社は2024年4月から、東京都と埼玉県の一部エリアで、ローソンの商品配送車両の非稼働時間を利用して「ワタミの宅食」商品を配送する協業を開始した。今回の実証実験では、「ワタミの宅食」の“まごころスタッフ”が、日替わり弁当や惣菜を届ける際にローソン商品の注文を受け、次回の配送時に商品を届ける仕組みである。

 ローソンは、Uber Eats、出前館、menu、woltなどのプラットフォームを利用したデリバリーや移動販売を活用した商品の販売を行っており、デリバリーは全国約6,800店舗、移動販売は35都道府県の約100店舗で展開している。一方、ワタミの宅食は、全国で日替わり弁当や惣菜を約24万食/日(平日)届けており、同じ地域に住む“まごころスタッフ”が毎日決まった時間に手渡しで配達している。

 今回の取り組みは、高齢者がスマートフォンなどの電子機器を使わずにローソンの商品を自宅で受け取れるようにし、“まごころスタッフ”に相談しながら注文できる環境を提供する。

 実証実験の対象は越谷市内の約700名の利用者で、重たいものや生活必需品を中心に約50品を注文可能とし、まごころスタッフが注文を受け、ワタミの宅食営業所がローソン店舗に注文する。商品がローソン店舗へ納品後、ワタミの宅食営業所スタッフが商品を受け取り、利用者に届けるというプロセスで進行する。なお、料金はワタミの宅食代金とあわせて利用者に請求される。

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