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エコス 2月期決算は営業・経常利益が30%超アップ

 4月15日にエコス(東京都)が発表した2024年2月期決算(連結2023年3月1日~2024年2月29日)は、営業収益が前期比5.9%増の1,300億円、営業利益が30.6%増の57億円、経常利益が31.1%増の59億円、当期純利益は122.2%増の35億円で、利益は大幅に回復した。

 2023年度は、新規に2店舗の「たいらや」を出店、1店舗を建替え移転し、既存店舗のリニューアルでは、買物がしやすい売場や省エネ・省資源・環境に配慮した店舗への変更を目的に、グループの8店舗で改装を実施した。

 店舗運営については、地域に対応した商品の品揃えを増やし、冷凍食品コーナーを拡充。話題の商品の展開も行い、買物を楽しんでもらう売場づくりに注力。一方、基本商品についてはEDLP化を進めた。また、作業効率改善のために自動発注システムの利用拡大や陳列什器の見直し、POSレジシステムの更新などによって生産性向上に努めた。商品面では、地域市場を活用した商品を積極的に導入し、簡便商品ニーズを意識した味付け肉や味付けシーフード、骨取り魚などの品揃えも強化した。

 連結で営業総利益が5.8%増(20億円増)となったことに加え、販管費が2.3%増(7億円増)に抑えられたことから、営業利益は13億円3,900万円増えて57億1,400万円を計上。最終利益については、特別利益で投資有価証券売却益など4,200万円が発生。また、特別損失として減損損失など7億円が発生したことで、当期純利益は35億円に増加した。

 2025年2月期の連結業績については、営業収益で1.5%増の1,320億円、営業利益で2.9%減の55億円、経常利益で6.4%減の55億円を見込んでいる。