イオン(千葉県)は4月15日、直営牧場の「タスマニアビーフ」が50周年を迎える今年、より多くの人々にタスマニアビーフの味わいを提供するため、約50品目の新商品を順次発売することを発表した。
イオンは、日本の牛肉輸入が制限されていた1974年当時、タスマニア島が日本向けの肉牛肥育に最適であると考え、この地で牧場経営をスタートさせた。
タスマニアビーフは、安全性とおいしさにこだわり、成長ホルモン剤や抗生物質の使用を避け、遺伝子組み換え飼料や肉骨粉の不使用を徹底。血統100%のブラックアンガスの素牛を使用し、ストレスのない肥育環境を整備している。
同社は今後も、タスマニアビーフを次の50年へつなぐため、自然環境や持続可能性に配慮した肥育を推進し、牛のストレス軽減に努めるなどの対応や地域の食品加工工場で規格外となったジャガイモを飼料に活用し、食品廃棄物を削減するなど、地域循環型の取り組みを推進する。
【直営牧場】
社名:タスマニアフィードロット(Tasmania Feedlot Pty. Ltd.)
開設:1974年
飼育頭数:約9,000頭(2024年3月時点)
面積:約2,500ヘクタール