セキチュー 本決算は営業・経常減益も当期純利益は7%増

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 セキチュー(群馬県)が3月28日に発表した2024年2月期決算(非連結2023年2月21日~2024年2月20日)は、営業収益が前期比1.8%減の303億8,100万円、営業利益が2.9%減の7億3,000万円、経常利益が1.3%減の7億9,600万円、当期純利益は7.0%増の5億1,000万円で着地した。

 営業収入(不動産賃貸収入)を除くホームセンター事業の売上高は、主にペット部門や食料品が好調だったものの、天候不順やコロナウイルス感染症の影響もあり、家電部門や日用品部門で売上高が減少。「DIY商品」が0.4%減の155億4,300万円、「家庭用品」が6.6%減の86億8,400万円、「カー用品・自転車・レジャー用品」は0.4%増の49億3,300万円、「その他」部門は10.0%増の5億6,000万円となり、297億2,100万円を計上した。また、セグメント利益については、水道光熱費などの店舗運営コストの削減に努めたものの、前期を下回る結果となった。

 企業全体では、売上原価が前期に比べて3億7,300万円減、売上総利益が2億2,500万円減、販管費が1億6,700万円減となったが、売上総利益率で0.16ポイント減らして29.39%、販管費率が0.03ポイント上昇して29.15%となったことが、利益の圧縮につながった。

 キャッシュ・フロー関連指標については、自己資本比率が前期末に比べて1.4ポイントダウンの56.2%(時価ベース35.0%)、キャッシュ・フロー対有利子負債比率は8.36%から224.40%へ大きく膨らんだ。

 2025年2月期の業績については、営業収益が1.3%減の300億円、営業利益が31.5%減の5億円、経常利益が31.0%減の5億5,000万円と、厳しく見通した。

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