マツキヨココカラ 第3四半期は好調に推移
マツキヨココカラ&カンパニー(東京都)が2月14日に発表した2024年3月期第3四半期決算(連結2023年4月1日~12月31日)は、売上高が前年同期比7.8%増の7,703億円、営業利益は21.5%増の587億円と、好調に推移した。
第3四半期は、前期のマスクや検査キットなどの新型コロナ関連商品や、各自治体の地域振興キャンペーンによる特需の反動減はあったが、各種重点戦略の着実な推進によって増収増益を確保。売上高に対する営業利益率を、前年同期実績から0.1ポイントアップさせ8.1%とした。
第3四半期連結累計期間については、経営統合のシナジーが計画どおりに進み、売上総利益率は0.1ポイント下げたものの、前年同期比7.6%増(187億円増)の2,649億円となり、販管費は売上高比で0.9ポイントダウン。営業利益は、営業利益率を0.8ポイント改善して7.6%となったことで、104億円をかさ上げした。
第3四半期連結累計期間のセグメント業績は、マツモトキヨシグループ事業で、売上高が11.3%増の4,756億円、セグメント利益は22.8%増の390億円となり、利益率は0.8%アップして8.2%とした。ココカラファイングループ事業については、売上高が2.8%増の2,926億円、セグメント利益は10.2%増の172億円となり、利益率は5.9%と前年同期に比べて0.4%のアップとなった。
通期の連結業績については、売上高が8.3%増の1兆300億円、営業利益が21.2%増の755億円、経常利益で21.0%増の807億円、当期純利益で22.1%増の495億円を見込んだ。