ライフ 第3四半期営業利益は41.8%の大幅増
1月11日にライフコーポレーション(大阪府)が発表した2024年2月期第3四半期決算(連結2023年3月1日~11月30日)は、営業収益が前年同期比5.9%増の6,024億円、営業利益は前年同期の31.2%減から41.8%増の192億円へと一気に大幅回復をみせた。
第3四半期連結累計期間、は、3つのテーマである「人への投資」「同質化競争からの脱却」「持続可能で豊かな社会の実現に貢献」を推進するため、人手不足の状況にあっても生産性を高め、コストの最適化を目指した、「カイゼン」に取り組む活動が全従業員に着実に浸透。成果が出始めている。
累計期間内は、新たに9店舗を出店し、既存店においては5店舗で「BIO-RAL(ビオラル)」商品や冷凍食品などの品揃えを拡充する改装を実施。また、ネットスーパーを拡大し、「BIO-RAL」などのPB商品を強化して、おいしさを追求した商品施策を実施したことで、営業収益は堅調な伸びをみせ、販管費は水道光熱費の高騰、新規出店に伴う賃借料などの各種物件費や採用強化に伴う人件費の増加はあったものの、生産性の向上、コスト最適化への取り組みが計画以上の結果を生み、大幅アップの利益達成をもたらした。
同社では今回の業績を踏まえ、通期連結業績予想を修正、営業収益は前回予想から88億円増の8098億円(前期比5.8%増)、営業利益は同24億円増の222億円(同15.9%増)とした。