1月10日にジュンテンドー(島根県)が発表した2024年2月期第3四半期決算(非連結3月1日~11月30日)は、営業収益が前年同期比0.6%増の346億4,000万円、営業利益は52.9%減の5億2,800万円と大きく落ち込んだ。
第3四半期累計期間は、園芸農業、資材工具関連部門を中心に継続して商品力の強化に取り組み、第1四半期の売上低迷を第2四半期で挽回。第3四半期は好天の日が多く、天候に恵まれたことから、累計期間全体ではほぼ前年同期並みを確保した。
累計期間を通じて気温が高めに推移したことで、衣料洗剤、殺虫忌避剤などの日用品は増加。園芸農業・資材工具部門は、切り花などの園芸植物が底堅く推移し、刈払機などの除草関連や園芸機械が好調だったが、木材の市況変化、前期の台風被害復旧関連需要の反動減などで資材関連は伸びを欠いた。ペット関連商品は引き続き好調に推移している。
価格競争による売上総利益の2.5%減、人材確保のための人件費増加とエネルギーコスト上昇による水道光熱費増加の影響を受けて販管費は3.2%増となり、営業利益は前年同期の半分を超える減少となった。