1月9日に発表したエコスの2024年2月期第3四半期決算(連結2023年3月1日~11月30日)は、営業収益が前年同期比5.5%増の971億2,800万円、営業利益は前年の27.5%減から大幅に回復し、32.8%増の40億8,000万円となった。
第3四半期連結累計期間は、既存店の改装を6店舗で実施し、新たに3店舗を出店。店舗運営については、地域に対応した品揃えを増やしたほか、冷凍食品コーナーを拡充するなど、顧客のニーズに合わせた展開に力を入れた。また、SNSなどで話題の商品の導入や、定番商品については買い求めやすい販売価格を設定して、メリハリがあって楽しんでもらう売場演出に努めた。商品についても、地域市場を活用した商品を積極的に導入。おいしさ、品質、価格で競争力のある生鮮食料品の提供に努めたほか、精肉・鮮魚部門は味付け肉・味付けシーフード、各種刺身のカルパッチョなどの品揃えを強化。惣菜部門はピザや手づくりスイーツなどの導入によって売場の活性化を図った。安全・安心・健康・環境保全などを意識したオリジナル商品についても幅広く商品開発を進めた。
営業総利益は、商品調達コストの見直しや在庫効率の改善などに努めた結果、5.6%増の274億7,500万円。また、販管費が1.9%増(4億3,600万円増)に止まったことから、営業利益を大幅に押し上げた。