12月28日にクスリのアオキホールディングスが発表した2024年5月期第2四半期決算(連結5月21日~11月20日)は、売上高が前年同期比17.0%増の2,156億円、営業利益は17.6%減の68億円となり2ケタの営業減益となった。
第2四半期連結累計期間、かかりつけ薬局として調剤薬局併設率の向上を図るとともに、既存店の改装を推進。生鮮食品などの品揃えを強化することで「フード&ドラッグ」によるワンストップショッピング化を進めた。売上高構成比は「フード」が47.8%(1,029億円)で、次に続く「ライフ」と合わせると7割近くにまで高まっている。
また、2026年5月期の売上高5,000億円達成に向けて、上期に18店舗を新規出店するなどドミナント化を推進。第2四半期連結会計期間末のグループ店舗数は、ドラッグストア911店舗(うち調剤薬局併設567店舗)、調剤専門薬局6店舗、スーパーマーケット1店舗の合計918店舗に拡大した。
売上総利益は13.3%増の588億円となったが、売上総利益率は約0.9ポイント落として27.3%になったことに加え、販管費は19.2%増の520億円に膨らみ、売上比でも0.4ポイントほど上昇して24.1%となったことが、利益に影響を及ぼした。2024年5月期の連結業績では、営業利益を前期比12.4%増の172億円と予想している。
なお、新株予約権の行使に係る業績条件の達成確度が高まったことから、株式報酬費用として約60億円を計上した。