パルコ(東京都)は、浦和PARCOにコンセプト型医療モール「Welpa(ウェルパ)」を2024年2月にオープンする。同社が手掛けるコンセプト型医療モールとは「病気になったときに行く場所」だけでなく「自分をケアするための場所」として提案し、第1号拠点の大阪・心斎橋に続いて、2拠点目は首都圏では初のオープンとなる。
「Welpa(ウェルパ)」は「Wellness Parco」の略で、イタリア語で「公園」を意味するPARCOが始める新しいウェルネスとして、女性が気軽に立ち寄れる場所としている。
PARCOの主要顧客である20~40代の女性は、国立がんセンターの調べによると、同年代の男性と比較して、がんに罹患するリスクが高く20歳〜49歳のがん患者の約70%が女性になっている。特に乳がんは女性のがん罹患数第1位となっており、その要因として、日本で乳がんなどの検診率が先進国の中でも極めて低いからだという。女性の検診率が低い理由としては、女性が日々仕事や家族のために奔走し、つい自分のことを後回しにしてしまう状況や、検診やヘルスケアなど自分に必要な情報が浸透していないこと、検査に対しての不安などが原因として考えられている。
そんな中でパルコは2021年にウェルネス事業を開始し、同年11月には心斎橋PARCOに「Welpa」1号拠点を開業した。開業から2年が経ち、そのコンセプトや、環境や利便性などの面で評価を得て、今回、首都圏初の第2号拠点を浦和PARCOにオープンする運びとなった。
また、女性に嬉しい設備として、Welpa フロアをはじめ、浦和PARCO5F~7Fフロアの女性用トイレに生理用ナプキン無料提供サービス「OiTr (オイテル)」を設置する。これは無料アプリをダウンロードして、利用者登録をすると生理用ナプキンが利用できるというものだ。OiTrサービスを通して得た広告収入は本サービスの維持に加え、女性の健康支援のために活用し、女性に多い医療・健康面の課題解決につなげていく。
名称:Welpa(ウェルパ)浦和
所在地:浦和PARCO 7F(埼玉県さいたま市浦和区東高砂町11-1)
構成:クリニック2院(内科・消化器内科・乳腺外科・人間ドック・健康診断/歯科・矯正歯科)、調剤薬局
開業日:2024年2月
営業時間/休業日:クリニック・調剤薬局ごとに異なる