11月14日にマツキヨココカラ&カンパニーが発表した2024年3月期第2四半期決算(連結4月1日~9月30日)は、売上高が前年同期比9.2%増の5,077億円、営業利益は32.6%増の375億円と、好調に半期を折り返した。
第2四半期連結累計期間、①利便性の追求―お客様との繋がりの深化、②独自性の追求―体験やサービス提供の新化、③専門性の追求―トータルケアの進化、を推し進めたほか、グローバル戦略として「アジア市場でのさらなるプレゼンス向上」をテーマに、④グローバル事業のさらなる拡大、を重点戦略として設定して取り組んだ。
マツモトキヨシグループ事業については、PB商品の「matsukiyo」から男性向け韓国スタイルのメイクシリーズ「iisam」の展開をスタートさせたほか、「matsukiyo LAB」からアスリートラインおよびサステナブルロカボラインなどの新商品を発売。また、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い人流が拡大し、夏の猛暑で医薬品や化粧品、新発売商品やリニューアルPB商品の売上が好調に推移。売上高で13.2%増の3,126億円、セグメント利益で31.5%増の247億円をもたらした。
一方、ココカラファイングループ事業は、マツモトキヨシグループと同様の取り組みを実行。売上高は3.4%増の1,939億円、セグメント利益は20.2%増の112億円となり、両グループの増収と大幅な増益が、連結成績の好調を支えた。