西友、生鮮食品の新PB「食の幸」を発売 4月10日から順次
西友は4月10日から順次、生鮮食品の新プライベートブランド(PB)「食の幸」を全国の「西友」「サニー」で発売する。バイヤーが味にこだわって選定した青果・畜産・水産品を展開する。
4月末までに青果7品、畜産14品、水産4品の計25品目(地域限定商品を含む)の発売を予定する。生産者、産地、品種、生産・肥育・製造方法などが、西友が求める基準を満たす品質の商品を「食の幸」とする。
市況により価格が変更になる場合があるが、カットした「肥後浪漫すいか」(1パック)を税別498円、チリや米国などの指定生産者が栽培した「輸入ブドウ」(1パック)を398円、「鹿児島県産さつま豊味豚」(100g)を188円から、鹿児島・宮崎産の「国産うなぎ長焼」(1尾)を2780円などで販売する。
西友は2025年を最終年度とする中期経営計画で、「商品力」と「販売力」の2本柱を強化することを目指している。23年度は商品力強化の重点施策の一つである生鮮食品分野の改革を進めていく方針だ。
米ウォルマートの子会社だった西友は、2021年に投資会社のKKRと楽天グループが株式の85%を買い取り、新しい経営体制に移行した。22年度の営業利益は前年度を約50%上回る242億円を達成するなど、改革の成果が出始めている。