2月のHC業績は、曜日周りと高めの気温で苦戦のところも
2月の主要ホームセンターの業績は、前年のまん延防止等重点措置による巣ごもりの反動と、11日の祝日が土曜日と重なったこともあり、苦戦したところが続いた。また平年より気温が高く推移したことで、中旬から下旬にかけて灯油などの販売が低調だったことも影響した。
そうした中でコーナン商事は既存店ベースで1.1%増と堅調だった。1月末の寒波の影響により配管カバー・散水用品などの買い替え需要が伸びた。また、防犯意識の高まりによって補助錠やセンサーライト、インターフォンなどが好調に推移した。PRO向けの商品やリフォーム関連も引き続き堅調に推移したとしている。同社によると、祝日が土曜日と重なったことで、0.75%分のマイナス影響があったとしている。
コメリは、全業態の合計で0.2%減(既存店ベース)。灯油を除くと3.3%増だった。2月は1月に続き暖房用品や水栓の補修需要が高く推移。また全国的にCMの放映を開始したリフォームは受付・契約件数ともに好調に推移した。
主要HCの2月の売上など増減