イオンが発表した2019年2月期第3四半期累計(18年3~11月期)の連結業績は、営業収益が前年同期比2.1%増の6兆3393億円、営業利益が6.0%増の1090億円だった。前年同期は44億円の赤字だった純損益は6億円の黒字となり、第3四半期累計では4年ぶりに黒字転換した。
セグメント別利益(営業利益ベース)では、稼ぎ頭である総合金融事業とディベロッパー事業が合わせて59億円の増益となり全体をけん引した。GMS事業は188億円の赤字、国際事業も1億円の赤字だったが、前年同期に比べると両事業合計で赤字幅が49億円縮小した。サービス・専門店事業はイオンフォレストやR.O.Uなどをヘルス&ウエルネス事業に移管したこともあり、46億円の減益となった。
主な子会社の営業利益は、イオンリテールが138億円の赤字で、9億円の利益改善。ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは76億円で4億円の増益、ウエルシアホールディングスは196億円で5000万円の増益、イオンモールは354億円で22億円の増益だった。
19年2月期通期の連結業績は、営業収益が前期比3.7%増の8兆7000億円、営業利益が14.1%増の2400億円、純利益が42.7%増の350億円を見込む。