【イオン】3~11月期の営業利益は20.4%増、GMSの赤字縮小

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 イオンが発表した2017年3~11月期の連結業績は、営業利益が前年同期比20.4%増の1027億円だった。GMS(総合スーパー)事業の赤字幅が縮小したほか、ドラッグ・ファーマシー事業や総合金融事業、ディベロッパー事業が増益となり、全体をけん引した。

 売上高に当たる営業収益は1.7%増の6兆2065億円、純利益は44億円の赤字(前年同期は172億円の赤字)だった。

 GMS事業は215億円の営業赤字(前年同期は379億円の赤字)だった。主力のイオンリテールは経費削減と粗利率の改善などで赤字幅が74億円縮まり、147億円の営業赤字となった。

 ドラッグ・ファーマシー事業の営業利益は20.0%増の187億円、総合金融事業は6.5%増の441億円、ディベロッパー事業は11.8%増の344億円だった。この3事業で利益の9割以上を稼いだ。

 一方、SM(スーパーマーケット)事業の営業利益は33.1%減の125億円にとどまった。ダイエーが42億円の営業赤字だったほか、野菜の相場安や人件費増加の影響などでマックスバリュ各社が軒並み減益となった。

 サービス・専門店事業の営業利益は17.0%減の166億円。国際事業は28億円の営業赤字だったが、前年同期より赤字幅が38億円改善した。

 18年2月期通期の連結業績は従来予想を据え置いた。営業収益は前期比1.1%増の8兆3000億円、営業利益は8.3%増の2000億円、純利益は33.3%増の150億円を見込む。

 

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