【セブン&アイ】3~8月期の営業利益は7.2%増、百貨店が黒字化
セブン&アイ・ホールディングスが発表した2017年3~8月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比4.2%増の2兆9871億円、営業利益は7.2%増の1944億円だった。
期初予想に比べて営業利益は36億円上振れした。前年同期は13億円の赤字だった百貨店事業が8億円の黒字に転換した。スーパーストア事業は減収だったが、営業利益は1.5%増の66億円と増益を確保した。国内コンビニエンスストア事業は3.5%増の1310億円、海外コンビニ事業は2.3%増の334億円とともに営業増益だった。
主な事業会社では、セブン-イレブン・ジャパンは既存店売上高が1.0%増と堅調で、営業利益は3.3%増の1307億円。イトーヨーカ堂の既存店は2.6%の減収と苦戦、販売管理費を抑制し営業赤字を19億円と前年同期より15億円赤字を減らした。既存店売上高が0.4%の微減だったヨークベニマルの営業利益は、9.5%減の63億円だった。
18年2月期通期の連結業績は、営業収益が前期比4.5%増の6兆1000億円、営業利益は6.0%増の3865億円と従来予想を据え置いた。