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東急電鉄、シンガポールの買い物代行企業と提携、配送の一部委託

 東京急行電鉄は9月1日、買い物代行サービスを展開するシンガポールのベンチャー企業、オネストビーと業務提携する。東急電鉄はネットスーパーや家事代行などを組み合わせたサービス「東急ベル」を展開している。オネストビーとの提携で、東急線沿線を中心にシェアリングエコノミー型のサービス開発を目指す。

 オネストビーはインターネットや専用アプリで商品を注文すると、事前に登録した一般の人が買い物を代行し、商品を届けるサービスを行っている。空き時間と自家用車を使って客を運ぶウーバーと同じようなシェアリングエコノミー型サービスだ。

 東急電鉄は、オネストビーの事業モデルを活用して、東急ベルの配送サービスの一部を委託することを検討する。事前に登録しておけば、主婦など一般の人が最短で2時間から配送代行として働けるようにする。配送ドライバー不足への対応や地域の雇用機会創出につながるものと期待する。

 今回の提携に先立ち、7月20日から東急ストアの「プレッセ中目黒店」(東京都目黒区)で、オネストビーのサイト内で注文された東急ストアの商品をオネストビーに登録したスタッフが配送する実証実験を行っている。