米サムズクラブ、在庫検品ロボの全店導入を完了 数量や値札などを確認

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米サムズクラブの在庫検品ロボ
床掃除ロボットにタワー型の在庫スキャナーを追加装備した

 米ウォルマートの会員制倉庫店事業部門、サムズクラブ(Sam’s Club)では、自律走行しながら店頭在庫の検品を行うロボットの全店導入を完了した。店頭在庫の数量や表示価格の正確さ、棚割り表通りに陳列されているかなどをチェックする。

 約600店舗で稼働している自律走行型床掃除ロボットにタワー型の在庫スキャナーを追加装備した。産業用清掃機器メーカーのテナントカンパニー(Tennant Company)の床掃除機にブレーンコープ(Brain Corp)の自動運転ソフト「ブレーンOS」を搭載した。

 ロボットが読み取った情報は、リアルタイムでクラウド上に保存され、サムズクラブの店長などが確認できる。こうした在庫検品は従来、人手で行っていた。検品情報は補充発注や値札チェックなどに活用される。

 サムズクラブは1月に在庫検品ロボの導入を開始、10月20日に全店導入を完了したことを明らかにした。

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