相鉄ホールディングス(HD)は2019年度(20年3月期)を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画の期間中に、スーパーマーケット(SM)事業で年間2店舗以上を新規出店する。
同社は子会社の相鉄ローゼンを通じてSM事業を展開しているが、店舗改装や総菜の強化などが奏功して、17年3月期のSM事業の既存店売上高は前期比2.4%増と好調だった。
鉄道事業を基盤とする同社だが、SM事業を中心とする流通事業を、不動産事業やホテル事業と並ぶ成長分野と位置づけ、投資を強化する。14?16年度の3年間ではSM事業の新規出店は5店舗だったが、今年度から出店ペースを上げる。
流通事業の16年度の実績は、売上高に当たる営業収益が1092億円、営業利益は22億円だったが、19年度はそれぞれ1160億円、30億円を目指す。これにより連結営業利益に占める流通事業の割合を16年度の7.4%から9.4%に高める。