【イオン】20年2月期に営業利益2900億円、中期目標数値を公表

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 イオンは5月24日、2020年2月期に売上高に当たる営業収益9兆5000億円、営業利益2900億円という中期経営計画の目標数値を公表した。同日開催された株主総会で岡田元也社長が明らかにした。同社は4月12日の決算発表時に中期経営計画を併せて発表したが、数値目標については触れていなかった。

 同社の17年2月期の連結業績は、営業収益が8兆2101億円、営業利益が1847億円だった。今後3年で、営業収益約16%増、営業利益は約57%増を目指す。

 目標達成の柱となるのは、既存事業ではGMS(総合スーパー)事業のイオンリテール、SM(スーパーマーケット)事業のダイエーの収益構造改革。イオンリテールでは、既存店の「イオンスタイル」への転換を推進して売り上げ拡大を図るほか、上昇している人件費を削減する。

 ダイエーは不採算店閉鎖やGMS店舗のイオンリテールなどへの移管によって、14年2月期に6500億円だった営業収益が、17年2月期には3100億円にまで減少した。今後は首都圏と近畿を地盤に新規出店やグループSM企業との統合などによって、営業収益を3年で7000億円にまで拡大する。

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