婦人服製造小売りのハニーズは1月10日、2017年5月期連結業績の下方修正を発表した。売上高は前期比6.6%減の544億円、営業利益は4.6%増の29億5000万円となる見通し。従来予想に比べてそれぞれ30億円、8億円の引き下げとなる。
国内では夏場に台風の上陸が重なったことで売り上げが伸び悩んだほか、中国では百貨店の集客力が低下してテナント出店している店舗の売り上げが落ち込んでいる。ミャンマーの生産工場を稼働させるなどして売上総利益率は計画を上回る水準で推移しており、増益は確保する見込み。
同時に発表した16年6?11月期の連結業績は、売上高が前年同期比7.6%減の269億円、営業利益は12.9%減の14億円だった。国内は増収増益だったが、中国子会社の不採算店舗閉鎖や為替が元安となった影響などで、中国事業の売上高が35.7%減の44億円に落ち込み、営業損益は2億円の赤字(前年同期は1400万円の黒字)となった。