【セブン&アイ】3~8月期の営業利益は5.2%増、純利益は60%減
セブン&アイ・ホールディングスが発表した2016年3?8月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比4.3%減の2兆8661億円、営業利益が5.2%増の1814億円と減収増益だった。イトーヨーカ堂とそごう・西武の店舗の減損損失やそごう・西武ののれん償却など880億円を特別損失として計上、純利益は60.4%減の334億円となった。
コンビエンスストア事業で北米のガソリン売上高が減ったほか、イトーヨーカ堂、そごう・西武の売上高減少で連結売上高は減ったが、コンビニ事業や金融関連事業がしっかりと収益を確保して営業増益につなげた。
主な事業会社では、セブン-イレブン・ジャパンが既存店ベースで1.6%の増収と堅調で、営業利益は3.0%増の1265億円、米7-イレブンも円高が進行するなかで9.8%増の365億円の営業利益を上げた。一方、イトーヨーカ堂は既存店売上高が3.3%減と苦戦、営業損益は34億円の赤字(前年同期は90億円の赤字)だった。そのほか、ヨークベニマルの営業利益は13.7%増の70億円、そごう・西武の営業利益は96.1%の大幅減で4300万円となった。