ライフコーポレーションは2023年2月期通期の連結営業利益予想を大幅に引き下げ、前期比25.9%減の170億円とした。従来予想に比べて62億円の下方修正となる。
感染症拡大に伴う行動制限が緩和されたことで内食需要が減退したことに加え、エネルギーや原材料価格の高騰が営業利益を圧迫した。純利益は従来予想を40億円下回り、前期比24.4%減の115億円となる見通しだ。
一方、新規出店や既存店活性化の効果があり、売上高に当たる営業収益は7630億円と、70億円の下方修正にとどめた。
同時に発表した2022年3〜8月期の連結業績は、営業収益が3775億円、営業利益が前年同期比41.6%減の89億円、純利益は40.5%減の64億円だった。今期から「収益認識に関する会計基準」を適用しているため、営業収益は前年同期と単純比較できないが、同基準の適用前で比較すると、0.2%の増収だった。既存店売上高は、同じく同基準適用前の比較で1.3%減だった。
総菜の売上が伸びたことや食品加工センターの活用で、粗利益率は30.9%と0.3ポイント改善した。しかし、水道光熱費や人件費、販促、賃借料、運賃などの販売管理費が軒並み増加、大幅な減益につながった。