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米アマゾン、自動掃除ロボットのアイロボットを買収 17億ドルで

米アマゾンが買収すると発表したアイロボットの「ルンバ」
アイロボットは2002年の発売以来、累計で数百万台の「ルンバ」を販売している

 米アマゾン(Amazon.com)は8月5日、自動掃除ロボット「ルンバ」を開発・販売する米アイロボット(iRobot)を買収することで合意したと発表した。1株当たり61ドルで同社の株式を買い取る。アイロボットの負債を含めた買収額は約17億ドル(約2300億円)となる。

 アイロボットは2002年にルンバを発売、世界で累計数百万台の掃除ロボットを販売している。2022年1〜6月の売上高は前年同期比18.2%減の5億4732万ドル、営業損失は8720万ドル(前年同期は334万ドルの黒字)だった。

 買収手続きは、アイロボットの株主および規制当局の承認を経て完了する。買収完了後もアイロボットのコリン・アングル会長兼最高経営責任者(CEO)は留任する。

 アマゾンは、スマートスピーカーの「エコー」、タブレット端末の「ファイヤータブレット」などの家電製品のほか、配送用のドローン、自律型倉庫ロボット「プロテウス」などを自社開発している。

 アマゾンのデバイス担当シニアバイスプレジデント、デーブ・リンプ氏は「私たちの顧客がより便利な生活をもっと楽しむことができるよう、アイロボットのチームとともに働けることに興奮を覚えます」とコメントしている。