【マツキヨ】 子会社で不正会計操作、在庫4億円を水増しの可能性
マツモトキヨシホールディングス(HD)は10月15日、子会社で不正な会計操作が行われた可能性があると発表した。
問題が判明したのは10月1日付けでマツモトキヨシ甲信越販売(長野県岡谷市)が吸収合併した旧イタヤマ・メディコ(山梨県甲府市)。統合処理の過程で過去の営業損失を隠す目的で旧イタヤマ・メディコ社長が複数年にわたる在庫の水増しを指示、架空の棚卸資産を計上していたとみられる。水増し額は推定で約4億円。マツキヨHDは2012年2月にイタヤマ・メディコの全株式を取得、完全子会社化した。
マツキヨHDでは顧問弁護士や公認会計士らをメンバーとする調査委員会を設置、11月上旬をめどに同委員会が報告書を出す予定だ。