イオンが発表した2015年3~8月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比18.7%増の4兆748億円、営業利益は66.6%増の722億円だった。
マルエツを連結子会社化し、カスミなどと経営統合してユナイテッド・スーマーパーケット・ホールディングスを発足させた効果やダイエーをSM・DS事業に組み入れたことで、同事業の営業収益が28.0%増の1兆5569億円、営業利益が61億円(前年同期は86億円の赤字)と大幅に改善したことが大きい。
また、14年11月にウエルシアホールディングスへのTOB(株式公開買付)を完了して連結化したことで、ドラッグ・ファーマシー事業の営業収益が3.7倍の2944億円、営業利益が6.3倍の82億円となり、連結業績を押し上げた。
一方、イオンリテールを中心とするGMS事業の営業収益は2.0%増の1兆3709億円、営業損益は87億円の赤字で前年同期より赤字が43億円膨らんだ。
16年2月期通期の業績予想は従来通りで、営業収益は13.0%増の8兆円、営業利益は23.8%増の1750億円を見込む。