ナフコ 2022年4~6月の営業利益は3.2%減
ナフコの2023年3月期の4~6月の決算は、売上高が4.0%減の539億円、営業利益は3.2%減の42億円の減収減益となった。
梅雨明けが例年になく早かったことで、夏物商材が好調に推移したが、前年のコロナ特需の反動もあり、家庭用品など主力部門の回復がみられず、生活用品セグメントが苦戦した。
収益に関しては、PB比率の向上などもあり、粗利益率に相当する売上総利益率が35.1%と前年から0.3ポイント(pt)改善したものの、売上減と、広告宣伝費や水道光熱費の増加により販管費が27.3%と0.3ptアップしたことが影響した。
PB商品では、充電式バッテリーのDIY・園芸機器で14.4Vシリーズを17モデル、18Vシリーズを11モデル発売。他にもファンウェア、カジュアル衣料、ワンタッチテントなどを積極的に展開し、22年4~6月のPB比率が44.6%と、この3カ月で1.9ptアップした。
2023年3月期通期は、売上高2081億円(前年同期比0.8%増)、営業利益128億円(同6.6%増)、経常利益132億円(同5.0%増)、当期純利益80億円(同0.5%増)を見込んでいる。