【セブン&アイ】 ネットスーパー専用店舗で配送計画自動化
セブン&アイ・ホールディングスでは同社初のネットスーパー専用店舗「ネットスーパー西日暮里店」(東京都荒川区)で配送計画を自動化するシステムを導入した。
従来は配送担当者が配送ルートを決めていたが、システム導入によって注文を受けた時点で配送計画を自動的に作成できるようになった。担当者はパソコンやスマートフォンを使って配送予定時間や配送状況などをウェブサイトで確認できる。
伊藤忠テクノソリューションズのクラウドサービスを既存システムと連動させ、6月から本格的な運用を開始した。
ネットスーパー西日暮里店では、客から注文を受けた後、在庫商品をピッキングしたり、生鮮や総菜の調理をしたりして、梱包・出荷している。店舗を拠点とした既存のネットスーパーでは1日当たり平均10便程度だった配送回数を23便に増便、既存店舗の約5倍に当たる1日最大2000件の受注を処理できる。
ネットスーパー西日暮里店は今年3月から稼働を開始、半径7キロ圏内を主な配送対象とするほか、近隣のイトーヨーカ堂店舗の受注対応の補完も行っている。