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【セブン&アイ】 4期連続で営業最高益、15年2月期は3433億円

 セブン&アイ・ホールディングスが発表した2015年2月期の連結営業利益は前期比1.1%増の3433億円で、4期連続で過去最高を更新した。プライベートブランド「セブンプレミアム」の売上高を期初計画を上回る8150億円(前期比21.6%増)に増やすなどして利益を高めた。

 主力のコンビニエンスストア事業の営業利益が7.5%増の2767億円と堅調だった。セブン-イレブン・ジャパンは14年3月に愛媛県での出店を開始するなど過去最高となる1602店舗を出店した結果、チェーン全店売上高は6.0%増の4兆82億円と初めて4兆円を突破。一方、カウンターでのドーナツの販売を期末時点で約3200店舗に広げるなどした効果で、既存店売上高は15年2月まで31ヵ月連続で前年実績を上回った。

 イトーヨーカ堂などスーパーストア事業の営業利益は34.8%減の193億円に落ち込んだが、コンビニ事業の増益でカバーした。

 16年2月期の連結業績は、営業収益が6.0%増の6兆4000億円、営業利益が8.6%増の3730億円を見込む。セグメント別では通信販売事業が59億円の営業赤字と足を引っ張るが、スーパーストア事業は63.4%増の316億円の営業利益を見込むなど他セグメントはすべて増益となる見通しだ。