【イオン】 マルエツへのTOB完了、21日付で連結子会社化
イオンは昨年12月9日から開始していたマルエツ(東京都豊島区)に対する株式公開買い付け(TOB)を1月14日に完了した。
イオンは完全子会社のイオンマーケットインベストメントを通じてTOBを行っていたが、マルエツに対する出資比率は従来の約32%から約68%に高まり、21日付でマルエツは連結子会社(孫会社)となる。
マルエツは2月25日付で上場廃止となる予定だが、3月2日にはカスミ(茨城県つくば市)、マックスバリュ関東(東京都江東区)と共同持株会社方式で経営統合、持ち株会社であるユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMHD)が上場する。
統合によって誕生するUSMHDの売上高はライフコーポレーション(2015年2月見通しで5750億円)を上回り、食品スーパーで最大手となる見込み。
イオンは首都圏の他のSMにもUSMHDへの参画を呼びかけるなどして、2020年で売上高1兆円・1000店舗の体制を目指すとしている。