格付投資情報センターのR&I、イオングループ5社を格下げ方向に指定

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 格付投資情報センター(R&I)は1月13日、イオングループ5社の発行体格付を格下げ方向に指定した。格付けを見直すのは、イオン、イオンモール、イオンフィナンシャルサービスの上場3社のほか、イオンクレジットサービスとイオン銀行。5社の格付けはいずれも上から3番目の「シングルA」だが、引き下げる場合は1段階下の「トリプルB」となる可能性が高い。

 イオンが発表した2014年3~11月期の連結業績は、営業利益が前年同期からほぼ半減し、494億円弱にとどまった。中核事業である総合スーパー(GMS)、食品スーパー(SM)の収益立て直しが遅れているためで、15年2月期通期の営業利益見通しは2000億~2100億円と従来予想を据え置いたが、R&Iは「第4四半期で挽回するのは難しいと予想される」としている。

 R&Iではイオンが14年3~8月期の業績を発表した直後の昨年10月15日、グループ5社の格付けの方向性を「安定的」から「ネガティブ」に変更したが、格付けは「シングルA」に据え置いていた。

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