【セブン&アイ】 営業利益は0.1%増の2494億円、14年3~11月期
セブン&アイ・ホールディングスが発表した2014年3~11月期の連結業績は、営業利益が前年同期比0.1%増の2494億円だった。
コンビニエンスストア事業の営業利益が6.1%増の2096億円と堅調で、連結ベースで微増益を確保した。セブン銀行を中心とする金融関連事業も営業利益が7.3%増えて369億円だった。
一方、イトーヨーカ堂やヨークベニマルなどのスーパーストア事業の営業利益は44.6%減の94億円と苦戦した。消費増税前の駆け込み需要の反動減に加えて、天候不順の影響などにより前年実績を下回った。
また、百貨店事業、フードサービス事業、通信販売事業はいずれも営業赤字だった。赤字幅は百貨店事業が17億円(前年同期は16億円の赤字)、フードサービス事業が約4億円(同2億円の黒字)。今期から連結対象となった通信販売事業は52億円の営業赤字だった。
15年2月期通期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前期比8.8%増の6兆1300億円、営業利益が4.8%増の3560億円を見込む。