コンビニエンスストア大手4社の2014年3~5月期決算が出揃った。上位2社のセブン-イレブン・ジャパンとローソンが営業増益となる一方、3位のファミリーマートと4位のサークルKサンクスは減益となり、明暗が分かれた。
セブン-イレブンは既存店売上高が前年同期比3.6%増と好調で、営業利益は12.1%増の552億円となった。ローソンも既存店売上高(単体)は0.7%増とプラスを維持、連結営業利益は17.6%増の168億円だった。
一方で、ファミリーマートとサークルKサンクスは既存店売上高がそれぞれ0.6%減、4.1%減とマイナスとなり、連結営業利益はファミリーマートが11.3%減の90億円、サークルKサンクスが15.2%減の28億円となった。
また、5位のミニストップは既存店不振による加盟店からの収入の落ち込みで、2億3200万円の営業赤字(前年同期は2億4000万円の黒字)に転落するなど、企業規模の差が収益格差につながっている。