クスリのアオキ、売上高が1000億円突破、今期は40店の新設計画
北陸を地盤とするドラッグストアのクスリのアオキ(石川県白山市)の売上高が中期目標であった1000億円を突破した。同社が発表した2014年5月期の業績は、売上高が前期比22.8%増の1144億円、営業利益が35.9%増の59億円だった。
初出店となる滋賀・愛知の両県を含めて33店舗を出店、一方で27店舗を全面改装した効果もあって売上高は会社予想を13億円上回った。
同社は加工食品や冷凍食品の取り扱いを増やすことで集客力を高めているが、3月と4月には生鮮テナントを導入した大型店も出店するなど、食品販売の拡大に意欲的だ。
15年5月期は新規エリアへの進出を含めて出店数を40店舗に増やす計画で、売上高は16.2%増の1330億円を見込む。ただし、出店増に伴う費用の増加から営業利益は7.9%減の54億円と5期ぶりの減益を予想する。