ドラッグストア最大手のマツモトキヨシホールディングスは5月15日、2015年3月期の連結売上高が前期比3.0%増の5100億円となる見通しだと発表した。日本のドラッグストアとしては初めて5000億円を突破、ドラッグストア業界で約10%のシェアを占めることになる。
同社は13年12月に北陸を地盤に70店舗弱を展開する示野薬局(石川県、13年3月期の売上高173億円)を子会社化しており、同社の業績が通年で寄与することも売上げ拡大要因となる。ただ、消費増税前の駆け込み需要の反動や診療報酬改定による薬価引き下げの影響などもあることから、営業利益は0.3%増の225億円とほぼ横ばいを見込む。
一方、業界2位のサンドラッグの15年3月期の連結業績予想は、売上高が3.8%増の4647億円、営業利益が3.0%増の289億円となっており、売上高では500億円近い差を維持するものの、営業利益では一段と差を広げられそうだ。