食品スーパー最大手のライフコーポレーションは4月16日、清水信次会長兼最高経営責任者(CEO)の資産管理会社である清信興産(東京都)から550万100株(発行済み株式の10.29%)を上限に自己株式を取得すると発表した。17日から5月19日まで株式公開買付(TOB)を行い、16日の終値より約4%安い1株当たり1446円で買い取る。上限まで達した場合の取得総額は約79億5000万円。
清信興産はライフコーポの発行済み株式の20.14%を保有する筆頭株主。今回の株式売却で保有比率は10%弱となり、約19.5%を出資する三菱商事が筆頭株主となる見通し。
創業者の清水会長は4月18日で88歳を迎える高齢で、2006年3月から社長兼最高執行責任者(COO)を務める岩崎高治氏は三菱商事から派遣されている。今後はより三菱商事色が強まることになりそうだ。