【仏カルフール】 13年2月期の営業利益は0.7%の微増、本国で回復の兆し

2014/03/10 00:00
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 小売業世界2位の仏カルフールが発表した2013年12月期の業績は、売上高(付加価値税を除く)が前期比1.0%減の748億ユーロ(1ユーロ=約140円)、営業利益が0.7%増の36億ユーロだった。為替変動の影響を除くと売上高は2.0%増、営業利益は4.3%増の増収増益だった。

 

 売上高の半分近くを占める本国フランスの売上高が既存店の改装効果などから0.3%増の354億ユーロと底を打ち、粗利益率の改善や減価償却費の減少で営業利益が29.9%増の約12億ユーロと全体の業績を牽引した。

 

 ブラジルを中心とするラテンアメリカの売上高は2.7%減の137億ユーロだったが、為替変動の影響を除くと13.0%伸びた。中国を中心としたアジアの売上高は1.1%増(為替変動の影響を除くと2.6%増)の64億ユーロだった。

 

 業績が回復基調にあることから14年12月期は24億?25億ユーロに設備投資額を増やす。前期は22億ユーロだった。本国フランスでは既存店の改装とインターネット通販事業を強化、ブラジルと中国では新規出店に資金を振り向ける。

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